・・・・川井郁子Biography・・・・



【1993】 ロンドンでアルバムをリリースする機会に恵まれ、ここでの人気と評価が翌年の日本デビューを導く。

【1994】 芸名“Ikko”でアルバム「Ikko」「Ikko #2」「Classic Mania」と立て続けにリリース。マルチな仕事が増え、それをこなしていく一方で、“与えられたものを弾く”ことへの戸惑いを感じはじめる。“自分の音楽”を模索する苦悩の日々を経て、進むべき道を見出し、独自の音世界の創造と表現に取り組む。

1999年までの活動

【2000】 本名川井郁子としてのデビューアルバム「The Red Violin」をリリース。現存する音楽の境界を越えた作品となり話題を呼ぶ。表題曲は川井の代名詞と言える作品となる。オリジナル曲を中心とするコンサートツアーを開始。クラシックファンのみならず、新たな聴衆の心をつかむ。多数のテレビ番組に出演しレギュラーを務める。プロ野球開幕戦での君が代の演奏や、第25回アメリカンフットボールのハーフタイムで演奏するなど、スポーツイベントにも参加。

2000年の活動

【2001】 2ndアルバム「Violin Muse」をリリース。オリジナル曲、オリジナルアレンジで人の力を超越した新しい音楽の創造に成功。演奏活動はもとよりテレビ出演やCMなどのメディアでの活躍もめざましい。話題を呼んだリプトン「THE TEA」のCM曲(東儀秀樹と共演)がCD化される。多彩な活動の傍ら、チャリティーコンサートや麻薬撲滅キャンペーンに参加。首相官邸での小泉首相への演奏やNHK紅白歌合戦での演奏は広く放映され視聴者の注目を集める。
大阪芸術大学(芸術学部)助教授に就任、後進の指導を務める。

2001年の活動

【2002】 3rdアルバム「INSTINCT」をリリース。構想から実施まで徹頭徹尾、自作自演にこだわった力作であり、川井の世界が見事に表現された渾身の作品となり、各方面より高い評価を得る。表題曲「インスティンクトーたけし、北野、そしてビート」はビートたけしが「いつか映画に使いたい」と絶賛し自ら命名した。オリジナル曲を中心としたプログラムで全国ツアーに力点をおく一方で、ワルシャワフィル、ニューヨークシンフォニックアンサンブル、読売交響楽団など一流オーケストラにソリストとして招待され、クラシック演奏での実力も披露。音楽とダンスのスーパーエンタテイメント「RED」(演出・振付/上田遥)では、3大アーティストとしてバンドネオン奏者・小松亮太、ダンサー・佐々木大と共演し、新しい芸術の舞台でも、その存在感を確固たるものにする。12月にはDVDビデオ「インスティンクト・ライヴ2002」をリリースする。

2002年の活動


【2003】 台湾で「The Red Violin」に続くニューアルバム「Violin Muse」がリリースされる。プロモーションで訪れた台湾では、香港アカデミー賞映画部門の常連音楽家クリス・バビダとの共演や各地でのコンサート、テレビやラジオへの出演など、現地メディアに大きく取り上げられる。台湾大手レコード会社Jingo Records社より「芸術の女神」を授与される。ゲラン社の香水「ランスタン・ド・ゲラン」のイメージ曲を作曲。同社の香水に曲をつけるのは、前回の「マホラ」に引き続き今回で2回目。香りからインスピレーションをうけて作曲したこれらの曲は、新しい音世界を表現し、多くの聴衆を魅了した。
「2003世界フィギュア選手権大会」では、ミッシェル・クワンが「The Red Violin」でエキシビションに挑み見事優勝。川井の名が世界に広まる。スペイン映画「女王ファナ」のイメージ曲として「Violin Muse」を提供。3月よりイメージキャラクターを務めるハリオグラス(株)との開発プロジェクトで、世界初ガラス製ヴァイオリン「瑠璃王ヴァイオリン」が完成。イメージ曲「The White sand〜白い大地〜」を作曲。テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト土曜版」のエンディングテーマ曲「光と風のミューズ」を作曲。時代劇「大川わたり」の舞台音楽を担当、当日は自ら演奏を行う。ヴァイオリンと時代劇を見事に融合させたステージに高い評価を得る。(原作:直木賞作家 山本一力)
2003年の活動

2004】 4thアルバム「AURORA」、DVDAURORA」をリリース。シンフォニア・フィンランディア携えた壮大なオーケストレーションに挑戦。更にパイプオルガンや尺八、パーカッションなどを積極的に用い、クラシックという伝統的な音楽文化を継承しつつ発展させるとともに、独創性のある音世界の創造に成功。クラシックチャート1位を獲得、各種チャートでも上位にランクインする。このアルバムのコンサートツアーを全国で展開。東京オーチャードホール公演は、クラシカ・ジャパンで多岐に亘り放映される。
その一方で、各地で開催される音楽祭などにも積極的に参加し、音楽文化の発展に尽力する。宇野亜喜良氏が脚色、舞台美術を担う舞台「上海異人娼館」(原作:寺山修司)では、主人公を演じ、音楽とダンスの新しい世界を表現、各方面より高い評価を得る。その活動は演奏活動にとどまらず、「徹子の部屋」「題名のない音楽会21」「冬のソナタへようこそ」など各局のテレビ番組に出演するほか、「最終報告!たけしの本当は怖い家庭の医学」(テレビ朝日系)のエンディングテーマを担当(「インスティンクト・ラプソディー」)。10月からは、川井が司会を務める音楽番組「ミューズの楽譜」(テレビ東京系)にレギュラー出演、毎回各ジャンルで活躍するアーティストをゲストに迎え、トークとセッションを展開するなど、テレビ、CMなどメディアでの活躍もめざましい。

12月には初のフォトエッセイ集「レッド・ヴァイオリン〜光と影を抱いて〜」を毎日新聞社より発売。
大阪芸術大学(芸術学部)の教授に昇格、後進の指導も務める。

2004年の活動


【2005】 マキシシングル「嵐が丘〜ヒースクリフに捧ぐ〜」、5thアルバム「嵐が丘」をリリース。
自身の内面性を名作映画の女性主人公に投影し、女性の様々な内的感情や本能を描きだし、そのドラマを紡ぎあげた。創作にあたり、ブルガリアンヴォイス(コスミック・ヴォイセス・フロム・ブルガリア)、エレキ・ギター、尺八など多様な音楽要素を用い、名器ストラディヴァリウスをもってドラマチックに表現。日本のみならず韓国でもリリース、大きな反響を呼ぶロングヒットとなる。
このアルバムのコンサートツアーでは、ダンス&ヴォーカルにJ.Davidをキャストに迎え、華麗なパフォーマンスを取り入れたプログラム構成の舞台を全国で展開。
6月には初のオリジナルステージ「ドゥエンデ〜スリーカラーズ〜」(演出・脚本・振付:上田遙)を銀座博品館劇場で開催。ステージ上で自身に舞い降りてくるドゥエンデ(憑依、妖しさ、魔力)の感覚を、“アマトリア(愛)”をテーマに、その世界観を“白”“黒”“赤”の3つのエレメントで形成し描きだした。バレエダンサーや舞踏家とともに挑んだこの舞台で、川井は、新たな表現世界をもって他の追随を許さない独自の世界観を創りだした。各方面より大きな反響を呼ぶ。この舞台はシリーズ化を予定している。
ダンス・エレマンスペシャル2005「美女と野獣」(芸術監督・台本・美術・衣裳:宇野亜喜良、出演・振付:斉藤千雪、演出監督:金守珍)に出演。昨年出演した「上海異人娼館」に続き今回で2作目。この舞台でも、その表現力で圧倒的な存在感を放ち各方面より高い評価を得る、日本公演のみならず韓国公演も実現。
その活動は、演奏・創作活動にとどまらず、テレビ・ラジオへの出演、新聞・雑誌への掲載、執筆活動とめざましい。テレビでは川井が司会を務める音楽番組「ミューズの楽譜」(テレビ東京系)への出演をはじめ、音楽家として多数の番組に出演する他、コメンテーターやレポーターを努めるなど、1人の大人の女性としても多数のテレビ番組に出演。

テレビ番組「水百景」(テレビ東京系)のテーマ曲「水百景」、「ミューズの楽譜」オープニングテーマ「サンクチュアリ」、NHKみんなのうた(4〜5月)NHK・ハートプロジェクトのテーマソング「おばあちゃん、もしかして」など、テレビ番組の音楽も多数担当。
CMでは、三井住友VISAプラチナカード(楽曲使用「嵐が丘〜ヒースクリフに捧ぐ〜」「ヴァイオリンミューズドラマティック」)、日立ビルシステム(楽曲書き下ろし「アエル」)、ハリオグラス(楽曲使用「サマーストーム」)に出演。
更に、教授として教鞭をとる大阪芸術大学では、引き続き、後進の指導・育成に尽力する。幅広い活動を手掛けながらも、常にヴァイオリンの可能性を追求しつづけ、コンサート、舞踏劇、その他イベントを含め、その数は年間100公演にも及ぶ。

2005年の活動